2001年、開業の準備をしている時に誘われたのが、電子カルテの実証実験です。
まだ診療所に電子カルテが普及する前の状況でしたが、補助金がかなりあるようでした。
一方で、ほぼ使い物にならないような仕様でしたので断り、今の電子カルテを導入しました。
その後も医療のIT化、デジタル化とは同一ではありませんが、多額の費用が投入され、埋もれている事業がたくさんあります。
昨今、マイナカードが話題になりますが、住民基本台帳カードが頓挫したことを検証したのかどうか。

デジタル庁がどこまでやれるのかわかりませんが、マイナカードについて言えば、とってつけたような目的を並べただけで実際に事業化するつもりがあったのか怪しいものもあります。

なので、日本の縦割り行政、事業の検証が甘い状況では、デジタル庁もアナログ庁に終わる可能性が高いでしょう。がんばれと書きましたが、ほぼ期待していないのが正直なところです。